小児病棟(6E病棟)では、おもに15歳以下の患者さまを受け入れております。
小児科で治療や検査を行う目的で入院される患者さまのみならず、手術のために入院されるような外科系の患者さまも入院される混合病棟です。また、小児集中治療室(PICU)で超急性期の治療を終えた患者さまの、退院に向けての継続治療も小児病棟で行っております。病棟には46床の入院ベッドがあり、年間約1,200名の患者さまを受け入れております。
4人部屋が基本となりますが、感染症治療や、免疫力の低下した患者さまの治療など様々な患者さまに対応するために、複数の個室や感染症対応(陰圧/陽圧管理)のできる部屋を準備し、医学的な見地から入院していただくお部屋を決定しています。
病棟の中央には光庭があり、日中には自然光が病棟へ入るつくりとなっています。室内のプレイルームの他にもキッズパークという屋外の広場が併設されており、定期的に患者さまのために開放されています。また、保育士も病棟内に常駐し、こどもたちにとって辛いことの多い入院生活のストレスを少しでも軽減できるよう、季節の行事の開催などにも力を入れております。さらに長期間の入院が必要なこどもたちのために、“北里学級”という院内学級(小学部と中学部があります)が併設されており、入院中の学業のサポートも行っております。
なお、2021年2月1日現在、面会時間に関しては、新型コロナウイルス感染症が流行中であるため、病院の指示に基づいた面会制限下にあります。入院に際してはご家族の付き添いがなくても安心して療養ができる環境を提供できるよう、最大限努めてまいります。この件に関しては随時変更がありますので、詳細につきましては入院の際にご確認ください。
患者さまの治療とそのご家族のサポートのために、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、ソーシャルワーカー、臨床心理士、保育士など他職種のスペシャリストが協力し、病棟一丸となって日々、診療に臨んでおります。
小児科病棟主任 江波戸孝輔